千葉県畳業組合

本日、午後から千葉県畳業組合の全体会議が幕張で行なわれました。
会場は先週技能検定の事前講習会を行なった千葉仕事プラザです。

       

議題は販売促進事業についてです。
組合でどのようなPR活動をするべきか?という事を会員皆でアイディアを出し合い畳の良さをいかにして消費者に伝えられるかを話し合いました。

チラシを作る、組合のHPを作る、奉仕活動などを通してマスコミに取り上げてもらう、小学校や中学校などの空き教室に畳を敷く、畳の似合う券\人を選び畳の良さを広げてもらい話題作りをする、県民祭等があれば参加し組合と畳の良さをPRする等々・・・。

1時から4時までの3時間にわたり色々な意見が出され、少ない予算の範囲で1番良い事をやっていこうという結論に至りました。
個人で出来る事、団体で出来る事、それぞれ様々です。

自分の店を良くし仕事を増やすのはやはり自分の努力しだいであると私は考えております。
ただ業界として畳の良さをアピールしなければならず、組合員が同じ方向を向いて活動しなければそれも成り立ちません。
1番難しいことですが皆で力を合わせれば出来ない事ではないと考えています。
消費者の皆様には少しでも畳の良さ、そしてきちんとした畳店を知って頂きたいものです(願)

4時から5時までの1時間、千葉県建築士事務所協会の方々を交え建築の設計をする先生方とそれを支える職人との係わりを強めていこうという趣獅フ元、話し合いが行なわれました。

その中で私も気になっていた質問が。
設計の段階で和室が少ない、または無いのは設計士の考えなのか?または依頼者の要望なのか?それともコスト的な問題か?という質問です。
これには4人来られた先生方に1人ずつ答えて頂きました。
答えは皆さんがほぼ同じ。
若い方が和室をあまり求めていない、テーブルや椅子の生活環境に畳はそぐわない、ベット・ソファーでの生活の為、和室より洋間が求められている、今は高気密住宅志向が強い為、隙間が出来やすい和室は趣獅ノ合わないといった畳屋には耳を塞ぎたくなるような答えでした。

先生方が皆、『自分としては和室が良いと思っているし和室を勧めたいのですが依頼者がそれを求めてはいない。
ただほんの少しでも畳コーナーとして部屋の片隅に畳のスペースを設けるようにしています』と。

若い世代が家を建てるにあたり、コストも鰍ゥり利用する事がない和室はいらないと言われてしまっては、私たち畳屋はどうすればよいのでしょうか?
座の文化が失われきつつある日本。
机に椅子、ベットにソファー。
小さい頃から畳に触れる場が無くなれば これから先成長し家を建てる子供たちが和室など作るはずもありません。
この業界に携わる以上これほど深刻な問題はないでしょう。
だから少しでも子供達から若い世代まで畳の良さを知ってもらう、そんな活動を業界でも個人でもしなければという思いが膨らんだ今日の会議となりました。

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