五角形二畳台

先週2月5日(日)~6日(月)まで、毎年恒例になりました神奈川県畳技術講習会に参加して参りました。

今年の課題は五角形二畳台、今回重点を置くのは頭板作りです。
まずは作業工程の話し。

    

    

人数がおりましたので紋縁の造作と頭板の造作に別れそれぞれ作業を行ないました。

    

    
頭板は上面と下面を半分ずつ削り重なりを見ます。
    

    

ゲージに合わせて寸法、重なりの確認。

5枚ずつ合計10枚分、表面、裏面の頭板を作ります。
なんとか上手く行きました。

    

頭板が出来たら待ち針で畳床に留め、垂直に落としてから板を縫い締めます。
その作業を2回、同じ物を作り、寸法を確認して重ね、縫い合わせます。
重ね終わったら角の保護などのため下紙を台側面に貼っておきます。

続いて上ゴザの作成です。
    

使用した紋縁は中紋、縁の角はミシンで割縫いし、被せる形をとりました。

    

平刺しが終わり、表面ゴザの製作が終わったら台座に裏ゴザを縫いつけ、上ゴザを乗せ土台に留めてから縁を台に被せます。

    

紋縁の寸法、出具合などを確認後、裏面に下紙を入れ縁(角)を作り、返し縫いをします。

    

    

角も縫い、返し縫も終わったら、五角形二畳台の完成です

まずは表面

    

続いて裏面です

    

今回も非常に有意義な2日間の講習会でした。
毎回、作業にはその課題1番の重点を置き作業を進め、説明を聞きながら製作していきます。
また、大勢で1つの課題に挑戦しますので皆で話し合いながら、他の人の仕事も見ることが出来ますので大変勉強になります。

2日間という短い時間の中で参加者全員が、初めて行なう課題をクリア出来るように教えるのは毎回大変な事と実感し、講習会のプランを組む講師の板垣先生には敬服いたします。

今回は頭板、角の精度が1番の重点でございました。
我ながら上手く出来たと思います。

それでは皆で仕上げた作品を前に記念撮影 

    

講師の板垣先生、細川先生、相模原支部青年部の皆様、今年もお世話になりました。
有難うございました!

今年の神奈川技能講習会でございました。

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