床の間修正と夜なべの一コマ

こちらは先日夜なべで仕上げた床の間修正。

    

    

これでは表が上手くつれない為、既存のタルキを外し、利用しながらの作り変えです。

    

             熊本産糸引き表に七宝(茶)の小紋です

    

本式のスノコに変更、コンパネ巾の寸法上、縁部分の糸鰍ッが2か所出来ませんでしたので1か所としています。
それでも絡め閉じ縫いで仕上げていますのでホチキスと違い錆びる心配もなく、しっかりしています

こちらは夜なべの一コマ。

新畳工事(サラ)のカマチ巻きをしている間に、引き上げてきたアパートの畳を家から子供達を呼び、チャックの鋲(針)抜きをしてもらいました。

    

     1寸厚の建材畳、カマチから返しまで全てチャック留めです(呆)

    

         
    

              平刺しの粗さも凄いものです

    

               畳1枚にこの鋲(針)の数

カマチ、返しの鋲を抜いてもらい、サンダーの糸を抜いてもらったら私が寸法を当たります。
おかげ様で随分と時間が短縮できました。

そんな夜なべの一コマでした。

そして次の日、

しつこい電話勧誘をする《あOい畳店》がやったという仕事です。

    

            湿気で鋲が錆びて腐食していました(泣)

    

次の事など全く考える事の無い、素人仕事(怒)
鋲を抜くだけでも大変な手間です。
これで、高いお金を取っていくのですから見えない、分からないという事は浮「ものです。

畳屋とは職人の仕事です。
基礎知識がない業者や安売りを売りにして(本当は高く取られる)いる業者には気を付けましょう。

そんな、畳屋の仕事とは到底呼ぶ事が出来ない呆れた仕事のお話しでした。

コメント

PAGE TOP