親心とおもてなし

今年のお盆休みは新盆お見舞いが多かった為、12日からとる予定でしたが11日のお昼前、茨城のお客様が畳替えの注文（四畳半2間）をしに、わざわざ当店まで来てくださいました。
品物を見て頂き説明を終え、とりあえずのお見積りを出し、ご希望を伺うと直ぐにやって欲しいとの事。
その時一緒に来て頂いた娘さんご夫婦がお盆休みを利用し、実家に里帰りしているので出来れば15日までにとの事でした。

お盆休みの事を伝えたものの、娘さん夫婦を綺麗な畳で‘もてなしたい’という親心。
子供を持つ親でもあり、畳屋ですからその気持ち凄く解ります。
畳替えは昔から日本の行事に密接し、客人をもてなす為に行われてきたのです。

急遽、夕方下見に伺い畳の状態を確認すると一部屋の畳は年数的な事もありますが、今までやっていた畳屋さんが全く補修を鰍ｯておらず、酷い状態でした。
状況を説明すると、だから今までの畳屋さんには頼まず当店に相談しに来たと言い、折角だからと新畳工事となりました。

弟は予定通り休みで私一人の対応ですが、明日２部屋終わらせますからと入れ替えの部屋の採寸をさせて頂きました。
早速工場に戻り、夜なべ開始です。
11時半、四畳半の新畳を作り終え作業終了

翌日（13日）は朝から雨。
仕上がっている畳を積みお客様の元へ。
昨晩やって頂いたんですか！？と驚くもお礼の言葉を頂きながら直ぐに作業開始です。
床板の補修もしながら敷き込みを終え、残りの四畳半を引き上げ工場に戻り、表替え工事に鰍ｩります。
表替え作業を済ませ午後3時、無事納品完了！
『ここまで丁寧にやってもらえるとは！』と親御さん、娘さんご夫婦には大変お喜び頂きました

家族揃って畳の良い香りと肌触りを楽しみながら素敵な笑顔を見せてくれました。
これからも畳は米井さんにと有難い言葉も頂戴し

龍ヶ崎市Ｍ様、この度は当店にご注文頂き有難うございました。

急いで家に戻り近隣の新盆見舞い回り。
バタバタでしたが気持ちの良い仕事が出来た1日でした。