通常のベッドを畳ベッドに

こちらは先週お問い合わせ頂きました市内お客様の施工例です。
和室に布団を敷いての寝起きが大変になってきたのでベッドを購入したというお客様。
ところが使用して1週間も経たない内に分厚いスプリングマットでの就寝で腰が痛くて眠れない。
仕方なくまた畳に布団を敷いて寝ているのだけど、せっかく購入したベッドだからマットの代わりに畳を敷けませんか?というご相談でした。

サイズを言われたもののベッドの形状と状態を見て判断させて頂きたいと下見を兼ねて見積りへ。
スプリングマット部分(畳に変更する部分)は120㎝幅で丈が198㎝。
畳は最大で200㎝×100㎝なので丈は足りても幅が20㎝足りない。
畳2枚を使用してしまうと非常に勿体ないしコストも掛かるので当店だからこそ出来る施工をご提案し見積りを出しました。
そんな事出来るの!?と直ぐにご注文頂き材料準備と寸法の計算。
日曜日から夜な夜な残業開始。
ベッドの枠組みの寸法が決まりましたのでまずはメーターサイズの畳製作。
19時前から21時まで3日掛けて枠組みの完成。

パーツは全部で6つ。
巾木(杉クリア)3寸5分(10.5㎝)×2
カマチ部分の枕木(杉120㎝幅)
ベッドの真ん中が弛まない為の馬(支柱、桧)
支柱を支える足(桧)×2

枠組みはそれぞれ厚み2寸仕上がりです。

昨晩完成しましたので本日、お昼休みに納品してまいりました。

施工前、スプリングマットを外したベッド

寸法も計算通りバッチリ!真ん中の馬もしっかり利いて沈みません!
枠組みが完成したので畳を納めます。
作業を見ていたお客様、『こんなこと畳屋さんは普通出来るの?』と驚かれましたがもちろん『普通は出来ませんよ』とお答えしました。

それでは施工後、生まれ変わった畳ベッドです!

今晩からイ草の香りに包まれてぐっすり眠れる事でしょう!
畳の程よい弾力で腰痛に悩まされる事もなくなると思います。
もちろんお客様には大変お喜び頂きました!
当店オリジナルの施工法で既存のベッドが快適な畳ベッドに生まれ変わることが出来るかもしれません。
ベッドで寝ていて腰痛に悩まされる方は畳に置き換える事もお考え下さい。
そんな既存のベッドから畳ベッドへの施工例でした

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