縫っていない畳の表替え工事

昨日お世話になりました市内の畳表替え工事です。
お客様は私の中学時代の恩師、あれから30年(笑)、年月が経つのは早いものです。

お見積りに伺い畳を持ち上げてびっくり。
住まいを購入した際にリフォームされていたという畳ですが全く縫っておりません。
沢山の針で畳表、畳縁が留められています。

    

                  施工前

畳を引き上げると・・・。

    

    

ガンタ工法??と思いながら施工開始です。
主に使われているのは‘スミッカー’の大きな針です。

    

カマチと畳縁の返し部分の針を抜き、縁を返すと、一見普通の下紙に見えますが・・・。

    

縁巾に合わせ両面テープを貼り、縁を仮止めし、カマチ紙を繋いで貼りつけています。

    

剥がすと案の定、細かくタッカー留め 

ガンタ工法では無いもののそれと同等の酷い施工(怒)
畳屋になって25年、初めて見る工法でした。

カマチ28~30、縁返し38~42、下紙10、平刺し88~92、片側だけでこれだけの数の針が打ってあります。
1畳に換算すると約350本の針が打ち込まれていたのです(驚愕)

    

急遽、部活も休みで家にいた息子&末娘を工場に呼びます。

    

       2時間半を要し、残り12枚の畳の針を抜いてもらいました

おまけに畳床の裏面をワザと切ったと思われるような切り口が(激怒)

    

           切られた糸の補修、縫い締めます

縫い止め、寸法修正、隙間出し、全て直してから逢着です。

    

それでは綺麗に仕上がった和室施工後です。

    

                 2階、8畳間

    

                 1階、8畳間

見違えた和室を見て先生にもお喜び頂き、良い恩返しになりました(笑)

ちなみに・・・。
子供達に抜いてもらった針は蚊取り線香の缶に収まらないほどです(驚)

   

   

            タッパーに入れ替えても満杯でした

1畳で340~350本使われていましたので16畳分ですと5,400~5,600本の針が打ち込まれていた事になります。
子供達が休みでいて良かったと心底思える、縫っていない畳の表替え工事でした。

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